大作キャンバス作品を額装から壁面取り付けまで。
キャンバス作品を額装するときには木枠に張る場合とパネルに張る場合があります。木枠張りは裏がむき出しになるため、裏板を別に用意しないと埃が溜まりやすくなります。今回のような大作の場合は、裏板を兼ねたパネル張りにして額装すことが多いです。
作品のイメージから、パネルの側面まで見せる箱型の額装を考えました。
規格の号数には合いませんので、作品の折り込みを計算して、先ずは特注サイズにてパネル製作します。キャンバスの裏張りは釘ではなく、タッカー打ちにて張り込みます。側面打ちに比べ技術も必要で、力加減によっては表面にしわやたるみが出てしまいます。角の折り込みは、極力目立ない処理をします。
箱型額装はモダンなシンプルフレームだけにするわけではなく、装飾額縁にも適用します。オーナー様の希望もあり、今回のような黒彫りと金入りの重厚額縁にしました。
絵画、額縁の壁面取付は、施工条件によりお受けしております。(本職ではありませんので)公共の場や往来の多い場所、高所な位置はお断りしております。今回のような階段の踊り場も足場が悪いので難しい場合があります。
重量用金具のフレームフック&ヒートンを直付けして、L字の受けを目立たない場所に補強取付しました。持ち上げて引掛ける時は、数人にお手伝いをお願いしました。
【額装No.17-1030】
額縁: 85mm幅モールフレーム(黒彫刻+金フィレ)
仕様: 3mm厚アクリル、キャンバス作品パネル裏張り、箱型額装
額縁外寸法: 170×151×厚み9cm
額装当時価格: 160,000円(税別) *取付費用別途
(製作:2017年5月)
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