曼陀羅画の額装やり直し
お寺の床の間に飾ってあった大きな曼陀羅画の額縁が破損したので、新たに額装をしてほしいとの依頼を受け、幾つかのフレームサンプルを持ってお伺いしました。
既存の額は角が壊れ、アクリルカバーも既に外れた状態でした。枠型は同じような隅丸仕様を選び、色は黒から他の調度品に使われていた朱塗りに変えました。
和縁の伝統、高級隅丸額です。表面のカバーは紫外線カットのアクリル板を使用、作品と直接接しないように5mm程の空間を付けました。
作品の裏側もかなり汚れていましたので、保護のためにも新たに裂地貼りの裏板を作り、裏書の部分は見えるように窓を開け、透明アクリルにてカバーを付けました。フレームと裏板は補強金具の額サルにて固定、下部の両角にはクッション用に額裏ゴムを付けました。
【額装No.18-0114】
額縁: 木製半丸型隅丸 古代朱有塗装
仕様: UVカットアクリル入り(スペーサー付)、裏面穴あけ加工(カバー付)
外装:
額縁外寸法: 182.5×100cm
当時価格: 150,000円
(製作:2017年9月)
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